2016年12月11日

私に戻れない…

バンド活動を終えた私は、毎週土曜日…



いやほぼ毎日…

女の子との出会いを求めては、悪友と夜の街をブラブラしていました…

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人生のモテ期を全て使い果たしました…


夜の暗闇は私にあらゆる開放感を与え、私は自分でもブレーキの効かない状態になっていたのです。


しかし夜の暗闇で知り合うのは、女の子だけとは限りません…


その日、私はいつもの様に夜中の街を友人達とドライブしていました。

そこに一本の電話が…


中学の頃から、地元のチームを束ねていた先輩からで、私達は頭が上がりません…


急な呼び出しを断る事が出来ずに、
友人を急いで逃し、1人で指定のホテルまで
向かいました。


「おぉ、悪いなぁ!」


強面の先輩と見知らぬ女性を乗せると、
今度は指定されたお店まで車を走らせました…

お店の前で先輩と女性を降ろし帰ろうとすると
「会わせたいヤツがおるから、メシア(私)も
来いや!」

「…」


最悪や…


普段私が入る事のない、高級なお店…

中にいたのは、私が知り合った人の中で
もっとも恐ろしく、残忍な人…


私は一目見て、彼の事がわかりました…


何年間か前に、地元の人間の片目を失明させ
少年院暮らしをしていた先輩でした。


それからは、嘘か本当かわからない噂を耳にしては、関わりなくないなぁと思っていました。

なのに…


私は初対面の様に挨拶をすると、一言も話さず俯いていました。


帰る時間になり、私の下品な車をお店の前に
持って来た時、彼はこう言いました…


「お前、俺の所で働かんか?」



えーーーーーっ!!
無理っすよー!

っとか言える訳なし…



「今働いてる所が、良くしてくれてますので、
このまま続けようと思っています。
お誘いは嬉しいのですが、今回は遠慮させて下さい。」


よし勇気だしたー!
ナイス俺!


「そうかぁ… 」

「すいません。」

その日は何事も無く帰る事が出来ました。


この後1ヶ月程、毎日の様にお誘いがあり
「俺は気に入ったヤツがおったら逃さんからなぁ…」

という言葉通りに、彼の元で働くまで毎日の様に呼び出されます。


後に考えると、彼は愛情と憎悪の感情が人の数倍もあり、その二面性が周りの恐れる原因でした…

彼の元からは何人もの人が他県へ逃亡していました…

私は何故か彼に気に入られ、3ヶ月もたった
頃には彼の元で仕事をする事になっていました。


仕事の内容は、あまり話せませんが
心から善の部分を引きちぎり、悪へ与える事で報酬を得るような…

心を殺す事で対価を得ていました。

20歳を迎える頃には、すっかり黒髪になり与えられた高級車で外見だけは綺麗になった私。

私は心が壊れる寸前まで追い込まれ、
日々お金を生み続けました…

暴力、血、涙、全てに何も感じなくなってしまっていたのです…

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ある日の帰り道、高速道路で淀川に沈んでいく夕日を見た時に

「うわぁーー!綺麗やなぁ〜」

自然に出た言葉でした…

運転していた後輩が

「笑、笑〜!  メシアさん、そんな心あったんですね!(笑)」


こいつの目に私はどの様に写っていたのか…

私は怒りを通り越し、悲しみに近い感情が込み上げました…

この時、私はココを離れなければもう自分に戻れないと悟りました…


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タグ:生い立ち
posted by メシア at 00:16| Comment(0) | 生い立ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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