2017年07月03日

『DOLL MAGAZINE』が私に教えてくれた事。『MONOEYES』ってバンド名の由来と超ロックな『ガンダム』

昔、『DOLL MAGAZINE』っていうパンクやロックの専門誌があって、インターネットが普及する前なんかはこの雑誌からの情報だけ!ぐらい重要な雑誌だった。


パンクキッズ、バンドキッズだった私も、もれなくこの雑誌にお世話になってました。


少し説明を…


『DOLL MAGAZINE』(ドールマガジン)

かつて発行されていた日本の音楽雑誌。

1980年の創刊(1980〜2009)

邦楽・洋楽を問わずパンク、ロック、ハードコア、ガレージ、スカ、メタルなどを中心に取り上げていた。発行元は株式会社DOLL。

約30年間続いた音楽情報雑誌であった。

ラモーンズやセックス・ピストルズ、クラッシュ、ミスフィッツ、グリーン・デイなど、海外アーティストの特集なども数多く組まれている。


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残念ながら2009年で廃刊になっちゃったんです…


私もバンドのメンバー募集したり、いい感じのメン募に釣られて電話したらガチガチの勘違いパンクマンだったり、カッコいいと思って買ったCDが、とんでもなくハズレだったりと色んな思い出がありますが…


今でも頭に残っている良い記事がいくつかあるんですが、ひとつだけ不思議なくらいに思い出す記事があるんです…


『ガンダムが流行ったのはロック魂があったからだ!』

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マジでだいたい…


ニュアンスはこんな感じの記事でした…


パッと見では、不釣り合いなテーマだと思ったんだけど…


しかも、雑誌的にもかなり後ろの方の、もうココからそんなに見る人いねぇよな的な所らへんにあった記事…


それが何故か頭に残ってる…


いや、MONOEYESが2枚目のアルバム出すから盛り上がってるでしょ…


MONOEYESって名前はガンダムに出てくる敵国のロボット(モビルスーツ)が単眼(モノアイ)って所からつけられた名前だって思い出して…


細美さんもメンバーもガンダム好きなんかなぁって…


記事の中身はこんな感じだった。


かなり自分流な捉え方なのはご勘弁。


当時のヒーロー物では、基本的に正義と悪。


わかりやすい白と黒の戦い。


正義が悪を懲らしめて一件落着。


当然見せ場のヒーローピンチタイムがあって、子供たちの声援を受けたヒーローは傷つきながらも立ち上がる。


ギリギリで立ち上がって、最後の必殺技で悪を倒す。


それ、最初に出せや…っていう突っ込みなんてする奴はいない!


このわかりやすい構図が子供達の絶対だ。


それに、NOを突きつけたのが『機動戦士ガンダム』ってアニメだった。


それまでのヒーロー的な主人公達は世界平和の為だったり、誰か1人を守る為に必死で戦う。


それが、誰だろうと救っちゃう。


『えっ、俺ら初対面だし…』とか言わない。


『ちょっ、今?…メシ時はキツイわ〜』とか萎えない…


凄まじいモチベーションで、悪を許さん!ってなんのよ。


でもね、正直死ぬかもしれないんだよ…


死ぬってか、殺されちゃう…


普通に考えたらすげぇ、恐怖でしょ…


それも毎回戦うたびに、敵も強くなってくし…


倒しても、倒しても、自分1人で戦わなきゃなんないの…


ありがとう!とかってみんなに言われて…


現実の世界ならマジで『みんなで戦おうよ!』ってなるよね…


なんで俺ばっかなの?って…


俺だって恋愛して、家庭作って幸せになりてぇよって…


休日ぐらいゆっくりライブ行きてぇよ!とか魚釣りさせろや!ってのが普通でしょ?


ところがガンダムは舞台が戦争なんです。


簡単な善、悪じゃないの…


人間VS人間っていう悲しい戦争が舞台。


まず、戦争に善、悪は無い。


お互いに違った理想と正義を持っていて、どちらも信じるものの為に戦ったり…


選んだ選択肢が絶対的に間違えてる戦争ってやつ…


視聴者は子供だから、ガンダムー!いけー!ってなるけど、よくよく考えたら人を殺しちゃうんだよね…


で、この主人公がやたらひねくれてる…


『なんで、僕が戦わなきゃいけないんですか?』って言っちゃう。





いや…ダメじゃん、そこは戦おうよって子供心に思ってた(笑)


でも、主人公が

何故戦わなきゃならないのか?

何故、僕なんだ?

誰の為なんだ?


って自問自答しながら、戦争に身を投じて行く姿は、当時のヒーロー物には無かったリアリティだったと思う。


精神的に病んでしまって、戦えなくなったりするんだけど、今ではすごくリアルでしょ?


とにかく1979年に始まったこのガンダムってアニメは、それまであったヒーロー物の当たり前をぶち壊し続けた。


スポンサーからのゴチャゴチャにも結構反抗的だったみたいで、それまでの、ロボット、合体、決めポーズとかが無い。

そういうの無しでしょ…

ダセェじゃん…

って感じを出して、スポンサーのいう事も聞かない…

って、マジでパンクだな、おい!


この姿勢は、当時の視聴者に全く受け入れられない。


子供には難し過ぎる設定と、リアルを追求するスタイル、合体シーンや決めポーズも無くて、番組は打ち切られるんです…


知ってました?

まぁ、クビってやつです。


打ち切られた後になって、ジワジワ反響を呼び、時間をかけて爆発的ブームを呼ぶ事になるんです。


この一連の作者、スタッフたちの思いや、姿勢が、ロックであり、パンクだろうが!


ハナから大衆受けなんて狙ったら、俺らの作品の意味がないんだよ!


それがプライドってヤツだろ?ってスタイルを、打ち切り覚悟で最後まで譲らなかった。


っていう感じの記事でした。





ロックやパンクの定義ってそれこそ死ぬほど議論されてて、何が本当で当たりだとかもうわかんない…


それぞれが自分の中で定義だったり、これだ!みたいな物があって、そのどれもが正解なんだと思う。


ただ本物のロックスター、忌野清志郎や甲本ヒロトなんかは口を揃えて『ルールを決めたり、定義付けした時点でロックじゃない。 その定義やルールを破るのがロックだ。』的な発言をしている。


誰かの真似じゃダメって事…




誰の真似もせずにオリジナルにこだわったヤツはジャンルに限らず、パンクでロックだって話。


大衆受けをハナから狙った様な音楽で、ロックだ、パンクだとか言ったって完全にファッションだけ。


誰にも理解されなくても、自分達の信じた事をやり切るヤツらだけが本物だよ…


この話は私の中で全てに通ずる物があって、事あるごとに思い出す。


そんな私は、長いものにわりと巻かれるタイプじゃねぇか?


でも、そんなつまんない大人になりたくないって、わずかな抵抗してる事こそがあの良記事を書いた筆者の方への唯一の恩返ししだと思ってる。


ロック好きの人にガンダム好きが多いのは、こんな事が少しは関係しているのかもしれない…


ん〜、無いか…(笑)


まぁ、まとめるとMONOEYESは本物のロックでパンクだ。って事か…




えーーっと…


こちらからは以上でーす…





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posted by メシア at 12:45| Comment(0) | 音楽関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

『FREEDOM NAGOYA』 HEY-SMITH 猪狩の言葉に考えさせられた良いフェスだった。

今年も行ってきました。

フリーダム名古屋。


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当日はやや曇りでフェス日和でしたね。


私ん家は、会場からまぁまぁ近いんですけど車で行っちゃダメなんですよね。


無料フェスなんで、ご近所からの苦情が鬼の様に寄せられるらしくてね…


なんで電車で行きました。


あぁ、一駅だけですけどね。


乗ったら聞こえてきますね。


目当てのバンドだったり、フェスへの意気込みを語っている若者達の声が…


ちょいデカめね…


いーのいーの、若者は声が大っきくたって、周りの人に聞こえて欲しい願望が出ちゃってるから、可愛いよ。


『やべーわ、今年SiM出るんだっけ?』


『今年何回目だろ、俺ら行き過ぎ(大笑)』


でねーよ! 全然でねーし!

調べてから来いや。

何回目とかまず興味ないし、ってかそもそもうるせーよ…


みたいなね…(笑)


まぁ心の中でそんな突っ込みをいれながら、一駅揺られました。


会場は、とにかく人がいっぱいで、まぁね…





ワクワクみたいな(笑)


着いてすぐ、BUZZ THE BEARSを見ました。

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ステージがね、メインじゃない所だから音響はあんまり…


でも、好きなバンドが無料で見れるなんてね。


30分ぐらいのステージで、やっぱカッコ良かった。


ファンの人の顔ってみちゃうよね(笑)


おっ!めっちゃ楽しんでるやん!


もはや何目線かわからない感じで、熱狂するファンに萌えるおじさん(笑)


同じ愛媛の交配バンド…


んっ?


同じ愛媛の後輩バンドLONGMANが出られなくなった事に触れ、会場から大きな声援が飛んだ。


後に、ダイバーも飛んでた。


短くても、手抜きのない良いライブでしたよ。


後はグルグル周りながら、見てたんだけど…


メインステージの一つに175Rが出てた。


2010年に活動休止して、2016年に活動再開。


彼らってめちゃくちゃ人気あんのね…


私も世代っちゃ世代なんだけど、聴いてない…


そりゃね、好き嫌いはあるから…


ただ、『おい、人気すげぇな』って軽くビビった。


隣のメインステージに打首獄門同好会。


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彼等も人気。


マグロの風船を飛ばして楽しそうにしてました。

風船ってか、あの海で使う様なヤツね…


動画で人気の曲はそうとう盛り上がってましたね。


『武道館に来てくれよー。』って言ってましたけど、大丈夫ですかね?

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で、からのHEY SMITHです。


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メインステージなんで音がデカイ!


ベースもバスドラムも、ズンズンです。


お客さんもみんな気合いがみなぎって、最初っから大盛り上がり!




ステージから10メートル程の距離で、恥のセーフティーゾーン。


じゃなくて、端のセーフティーゾーン。

恥じゃない!いーの! ありなの!


30分程のステージ。


7月5日に発売される2ndシングル『Let It Punk』を含めて、全9曲程。




これがね、けっこう良かった!




うそ、めちゃくちゃ良かったです!


ホーン隊もキレッキレで、演奏もバチバチに決まってた。

YUJIのハイトーンボイスもマジで突き抜けてるし、猪狩もめっちゃ声出てた。


デスボイスもガツンと決まってたしね。




HEYSMITHはフリーダムナゴヤにこの5年間は出てなかったんですが、

『同じ歳の主催者と5年前に運営の事でケンカしたんだ。で、「もう出ねぇよ!」って言ってたんだけど…
この5年間の運営を見てて、吐いたツバ飲んででも「また出さしてくれ」って頼んだんだ。』

『こんな素晴らしいフェスを守り続けている、あいつに一曲送っていいか?』
『Don't Worry My Friend !!』


猪狩の言葉に観客から拍手喝采!


私も負けじとヒューヒュー言ってやりましたよ…


隣の女の人… 俺の事ぜってぇウザかっただろうな…





選曲もフェスらしくてすごく良かったけど、次はライブハウスでしっかり見たい。


彼等は知名度でいうとすでにかなりのモンでしょ?


フリーダムナゴヤは無料で開催される。


オーディション勝者のバンドも何組かは出てます。


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正直、知名度的にビッグバンドは数組って所だと思う。


HEY SMITHは今回のメンバーの中ではやはりトップクラスの集客力だと思うんです。


いや…


損得なんて語るとマジでしらけるんだけど、彼等のライブは基本ソールドアウトで、吐いたツバを飲んでまで、30分の出番の為に何で熱くなったんだろう?って考える。


もちろん私は猪狩くんやメンバーと友達な訳じゃないし、単なる1リスナーですけどね(笑)


でも、知名度の低いバンドの為に出る。


そんな気持ちもあるって思う。


自分達を見に来たお客さんが、他のバンドも気に入って帰ってくれたらいいな…

って思ってる。と思う。


ロットンやガガガSPなんかも絶対そうだと思う。


モチロン今は凄い知名度でも、まだ駆け出しの頃はそうやって育ててくれたバンドがいただろうし、バンド同士の繋がりってそういう部分もかなりある。


いや、本人達にも多少のメリットはあるだろうけどね。


当然、自分達のファンも同じ早さで歳を取ってくからさ…

新規で若いファンも掴んどかないとやっぱダメだし…


でも、それよりもフェスを盛り上げる為であったり、自分達の集客力を使って他のバンドへのアシスト役みたいなね…

そんな妄想を抱きながら、やっぱバンドって、音楽って良いよなっ!なんて考える事の出来る良いフェスでした。


来年も開催される事を祈ります!






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posted by メシア at 22:40| Comment(0) | 音楽関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月15日

My Hair is Bad バイトの掛け持ちしながらも、真っ直ぐに立って歌いたかった。

My Hair is Bad


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Vo・G 椎木 知仁(しいき ともみ)
1992年3月19日
個人名義で弾き語りもしている。

B・Ch 山本 大樹(やまもと ひろき)
1991年8月21日
あだ名はバヤリース。

Dr 山田 淳(やまだ じゅん)
1991年12月18日
あだ名はやまじゅん。


いや〜(笑)


きてますね。このバンド。


すごい人気でどこもかしこもソールドアウト。


とりあえずこんなバンド。


2008年、新潟県上越市にて、椎木が先輩の紹介である山本と、同じ高校のクラスメイトであった山田を誘いバンドを結成。山本と山田は同じ中学。

バンド名の由来は、結成当時山本が格闘マンガ"グラップラー刃牙"の主人公・範馬刃牙のような髪型で"My Hair is Bad‼"と言っていたのをきっかけに決まった。

高校生の頃から新潟で様々なバンドのツアーサポートを務め、評価を高めていった。

2009年7月に自主企画"今夜も吐かNIGHT!!"を開催。

シャープな楽曲と赤裸々な歌詞が話題となり、インディーズでジワジワと人気を獲得。

2013年2月にミニアルバム『昨日になりたくて』でデビュー。

2016年5月にシングル『時代をあつめて』を発売しEMI RECORDSよりメジャーデビュー。



昨年にメジャデビューを果たした彼等。


現在までに3枚のシングルと1枚のミニアルバム、2枚のフルアルバムを発表しています。


楽曲を聴くと、「えっっ、また恋愛モノ?」ってぐらい、男女間の歌詞が多い。


椎木くんがね、『恋愛が1番ドキドキするし、それくらいしか書くことのない平凡な人生だからだと思います。』って事らしい…


そんだけ恋愛語れるなら、既にモテモテで凡人じゃねぇじゃん…と凡人以下の私は感じますね…


恋愛について歌詞を書くって、すごく難しい事です。


チープな言葉は絶対NGでしょ…


リスナーだって、もういろんなアーティストで100曲も200曲もラブソングを聴いてきて、もうウンザリしてんだろうと思う。


結構似たり寄ったりな歌詞が多いもんね。


会いたいだとか、君を想うだとか、アイミスユーだ、ユーミンだ、ムーミンだ、フーミンだ、ミンミンだって…


フーミンって細川フーミンね。


ミンミンはセミね。


私だってもうラブソングはもう飽き飽きですよ。


誰でも書けんだよ!そんな歌詞!ってね…





いや、書けないけどさ…


全然ペンが走んないけどさ…


ところがどーしたことでしょう?(匠風)


この椎木くんの歌詞がね…


すげぇ…


えっ、超絶すげくない?ってなんのよ。


良く聴いてみて。


あれ?全然ダサくないじゃん…


「"そこは気にすんのにここは気にしないんだね"とよく言われますね。」
と話す椎木の歌詞は、ありがちなラブソングじゃない。


真赤




男女間でのやり取りを、ひとつのシーンとして切り取ったり、男目線、男心だったり、女目線、女心だったりを上手く歌詞にしてる。


ダメな男を潔く歌う。


清々しいぐらいダメ男でも、カッコいい歌詞です。


歌い方もボーカルをひとつの楽器のように、スタッカート(1音1音を短く切り離す)を入れてみたり、詰め込んだ言葉を話す様に歌ってみたり…


楽曲はストレートなロックです。


レスポールを使用する割にはクリーンなギターでかき鳴らして、リズム隊はすごく安定してる。


テレキャスターなんかも合いそうですけどね。


声が出来上がってて、これはいかにもライブバンドだなって感じますね…


いい声してるわ…


告白




「バンドはモテたくて始めました。かっこよくなりたいと思って。」


この潔さね。


清々しいくらい不純な動機が頼もしいもんなぁ(笑)


スガスガシカオですよ、こうなったら。


ドラマみたいだ




『"バンドしたいバンドしたい"って言いながらバイトを2つ掛け持ちして、どんどんモチベーションを持ってかれて、深夜のコンビニで廃棄になったサンドイッチを食べながらブログに嫌味を書いてました。

しかも"あの頃があるから今がある"とか全然思わないんですよ。ただ腐っていた感じだったから、そこから引き上げてくれた今のレーベルの社長には本当に感謝しています。

ズル賢くなくまっすぐ立って歌って、その結果チヤホヤされたいです!』


卒業




この曲は真赤のアンサーソングとして作られたみたいで、真赤の歌詞に出て来る女の子と同一人物みたいです。


惨めで、カッコ悪くて、とことんダメ男を全力で歌い続ける彼等は、強くてすげぇカッコいい。


2016年に一回だけしかライブ見た事無いけど、彼等の熱量は素晴らしかった。


みなさんもお時間があれば、彼等の本気をぜひライブで確かめてやって下さい。


ってね…


チケット取れねーーー(死)


音楽家になりたくて







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posted by メシア at 19:17| Comment(0) | 音楽関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする